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世界にたったひとつの〈ちいさな本〉をつくりませんか?

 

ブログ本やレシピ集、自分史、フォトブック、ノウハウ本、研究報告etc……、

「自分の本」をつくりたい人が増えています。

 

でも、いざアイデアを形にしようとすると、

何から手をつければいいか分からないというかたが多いのでは?

 

私は、2016年にオリジナルbookの制作をサポートする

『オーダーメイドの本屋さん Brown Bear』をオープンしました。

一人目のお客さんは、着物生地を利用した

クラフト教室を開いている60代のTさん。

 

伝統の古布で作った雛人形やオブジェは、

上品な華やかさとぬくもりがあふれる素敵な作品ばかりです。

このクラフトを紹介する本をつくりたいと、

10年以上前から願っていました。

でも、最初の一歩がなかなか踏み出せないまま、

長い年月が過ぎてしまったそうです。

 

お話を伺うと、本づくりに対する思いはとても強い様子。

では、なぜ実現しないのでしょうか? 

始めは、パソコンの操作にとまどっていらっしゃるのかと思っていましたが、

制作を進めるうちに、もっと大きな原因が見えてきました。

 

それは、「あの作品も、この作品も」と、本に盛り込みたい情報が多すぎること。

もうひとつは、「頭に浮かんだことをうまく表現できない」と

考えていらっしゃること。

 

最初から、書店に並んでいるような立派な本をイメージすると、

ハードルが高くなります。

完璧な内容を目指すほど、一歩を踏み出すのがおっくうになってしまうのです。

 

そこで、私はひとつの提案をしました。

「〈ちいさな本〉をつくりませんか?」。

相談した結果、1冊目は、Tさんが一番好きな作品だけに絞って

編集することにしました。

 

それから数週間後――。

世界にたったひとつの〈ちいさな本〉が誕生しました。

10年かかってできなかった本が、あっという間に完成したのです。

Tさんは、「長年の夢がかないました!」と、

飛び上がらん勢いで喜んでくださいました。

 

その後、オーダーメイドの本を制作していくなかで、確信しました。

本づくりに重要なことは、文章の書き方を勉強したり、新しい情報を集めるといった「加える」ではなく、「捨てる」こと。

 

テーマを絞る「〈情報〉の断捨離」と、

完璧主義を捨てる「〈頭〉の断捨離」が必要なのです。

 

バンバン捨てまくって、100%のうち1%だけ残したのが、

ここで紹介する「ちいさな本」です。

 

明日から、2種類の断捨離について、具体的な方法を解説します。

文章が苦手でもOK。

だれでも簡単に本をつくることができる、とっておきの方法をお教えします。