(2)「同類本の調査」はいらない

 

 出版社の編集者は、雑誌の企画や本をつくる場合、

同じテーマをあつかった資料を集めて目を通します。

 

他社と似たものを出しても、意味がないからです。

過去の出版物を分析したうえで、独自の特色を打ち出します。

 

 でも、ちいさな本をつくる際は、

あえて「同類本は見ない」ことをおすすめします。

私たちは、プロの編集者ではありません。

大量の情報に振り回されて、自分が本当に伝えたいことや、

自分ならではの良さを見失いがちです。

 

さらに、「こんな立派な本はつくれない」

「知識が足りないのではないか」と、

スタート地点に立つ前から自信を喪失して、

モチベーションがダウンしてしまうこともあります。

 

知人のアパレル経営者は、競合他社の情報について、

一切知らないそうです。

「他社の調査は必要ない」と言い切ります。

 

それでも、常に業界トップの地位をキープ。

お客さんが殺到しすぎて、注文を制限するために、

紹介制へ切り替えたそうです。

 

彼女いわく、「ひたすらお客さんの意見を聞き、

マイナーチェンジを繰り返してきただけ」。

 

ちいさな本にも同じことが言えます。

「読者が、どんな情報を求めているか」。

その1点に、100%のエネルギーを注ぎ込むことが重要です。

 

 

【message】

「読者が求める情報」を追求する